2024.03.04ブログ
脂質の油と脂
前回は『内臓脂肪をつきにくくする EPAやDHA』についてご紹介しましたが、
今回は『脂質の油と脂』についてご紹介していきたいと思います。
ダイエットや健康を考えると、『油はなるべく控えた方がいい』というイメージを持っているのではないでしょうか?もちろん、油の摂り過ぎはけっしていいことではありません。しかし、油=脂質は糖質やタンパク質と並ぶ三大栄養素のひとつで、生きていくために必ず摂らなければならないものです。脂質は私たちの体を動かすエネルギーになるほか、私たちの体内に約37兆個もある細菌の膜を作っています。この脂質を理解せずに断ってしまうと、体がうまく機能しなくなり、さまざまな悪影響が出てきてしまいます。ダイエットや健康が目的でも、脂質はしっかり摂らなくてはいけないのです。とはいえ、何でもいいから脂質を摂ればいいのか、というわけではありません。じつは脂質にはいろいろな種類があり、それをバランスよく摂る必要があるのです。たとえばサラダ油ばかり摂ったり、肉の脂身を食べ過ぎたりするなど、ある種の脂質ばかりに偏ると、肥満などにつながります。脂質の量だけ足りていれば『良し』ではなく、その内容が重要なわけです。脂質にはどんな種類があるのか、それぞれがどんな役割を果たしているのか、ひとつずつ解説していきます。
脂質には、大きく分けて、『油』と『脂』の2種類あります。どちらも『あぶら』ですが、その特徴や原料は異なります。油は常温で液体のもの。サラダ油やごま油など、いわゆる植物性油脂と呼ばれるもののほとんどが該当します。植物は種や胚芽、果肉などに油分を含んでおり、これを搾って抽出したものが植物性油脂と呼ばれます。一方、脂は常温のときは固体のもの。牛脂や豚脂という名前からわかるように、動物が体内に持っている油脂が基本的に該当します。牛乳の乳脂肪から作られるバターも脂です。ただ、油は植物性油脂、脂は動物性油脂と、必ずしもきれいに分かれるわけではありません。魚油は動物性油脂ですが『油』に属しますし、ココナッツを原料とするココナッツオイルは植物性油脂ですが常温で固体の『脂』です。このように、『あぶら』と一言でいっても特徴の異なる油と脂の2種類があるのです。栄養素としては同じ脂質ですが、体に与える影響が大幅に異なるので、まずはこの油と脂という分け方をよく覚えておいてください。ちなみに油には、このほかに鉱物を原料とする原油があります。機械の潤滑油などに使われますが、人間をはじめ生物による分解が困難なため、食用に用いられることはありません。
『油』と『脂』の違い
油…常温で液体、おもに植物性油脂
サラダ油、ごま油、オリーブオイル、えごま油など
脂…常温で固体おもに動物性油脂
牛脂(ヘット)、豚脂(ラード)、バターなど
動物性の油…常温で液体
魚油など
植物性の脂…常温で固体
ココナッツオイル、カカオバターなど
動物性油脂のなかには、常温で液体の油も一部存在している。魚の油や馬の油などが該当する。一方で、植物性油脂のなかにもココナッツオイルやカカオバターなど常温で固体の脂が存在する。
『植物性油脂=油、動物性油脂=脂』と必ずしもいえるわけではない。
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